2012/01/31

imac (Early 2008) HDDの換装









数ヶ月前にimacのハードディスクを自分で交換してみました。他の人の参考のためにここにまとめておきます。




まず何故交換したかというと当然、故障したからですが、それまでの症状をまとめておきます。まったくの素人なので何がなんだかよくわかりませんでした。


僕のimacの仕様は

モデルナンバー A1225
iMac Early 2008 24インチ 3.06GHz Intel Core 2 Duo
メモリ 2GB
HDD    500GB
OS X    10.58







異変が出始めた頃の症状 

購入から、2年経過した頃から、スリープ状態から復帰させようとするとスリープ時の画面のまま、レインボーマークがひたすら回り続ける。なので電源ボタン長押しで強制シャットダウン。

次に、起動ボタンを押し、起動させてもリンゴマークが出ず、しばらくしてクエスション・マークが出た。内臓のHDDが認識されていない模様。数回、起動→電源オフを繰り返し、ようやくリンゴマークが現れる。この症状が起動を5回につき3回はこの症状が出現。

ちなみに、この症状が出る半年前からファンが自動でまわらなくなっていたので、SMC fan controlというソフトウェアをインストールして回すようにした。


完全に壊れた思われた時の症状


症状が出始めてからさらに3ヶ月。症状が常に出る様になる。この時の対処法は、クエスションマークがでたら、電源をオフし、電源を抜き1時間放置し、そして起動しリンゴを出していたが、ある日を境にリンゴがもう出なくなり、途方にくれる。

インストールディスクを入れ、ディスクユーティリティを使い見てみると、インストールディスク以外がマウントされておらず。

次に、アップル・ハードウェアテストなるものを試す。これは、ハードウェアに異常があるのかを診断してくれるものらしい。合計4回行い3回エラーが出る。エラーコードをネットで調べてみたがイマイチ見つからない。エラーコードが出る時点でハードウェアに異常があるのは確定とのこと。

もう一台所有していたvaioの方でパソコン修理屋さんに症状を伝え、見積もりを頼む。懇切丁寧な対応をメールで頂いたものの、imacのHDDの換装は行っていないとのことで受けられないとのことだったが、外付けHDDにOSをインストールし起動ができるようだったら、内臓HDDの故障だという説明を頂きそれを試してみた。

バックアップ用に使っていた外付けHDDは2つのパーティションに分かれており、空いている方にOSをインストール。そしてタイムマシンで復元し、難なくリンゴマークが出現し使えるようになる。この時点で内臓HDDが故障だろうと目星をつける。

しかし外付けで快適に動いていたためしばらく内臓HDDの故障のことは忘れて過ごす。




ちなみに、この時期にSMCリセットというのを試した。

SMCというのはSystem Management Controller の頭文字をとったもので、システムを管理するコントローラーらしい。その管理するシステムというのは、電源関連らしい。


1.電源オフにする。
2.繋がっているUSBなりFirewireを全部抜く。
3.電源コードも抜く。
4.一分放置して、電源ボタンを5秒程押し、押した状態のまま電源コードをつなぐ。
5.電源オン。

これを試してみたところ、ファンが復活。


さらに、今となってはまったくの見当違いのことだが、PRAMリセットというのも行ってみた。

1.電源オフにする。
2.「command + option + P + R」を同時押ししたまま電源を入れる。あるいは電源を入れすぐに押しづづける。
3.起動のジャーンの音に続いて、しばらくするとまたジャーンとなる。これでリセット完了。





快適に使えてはいたのですが、やはり気になるのでHDDを交換を考えるようになりました。ネットで調べたところ、アップルに頼むと、工賃だけで5万円でさらに部品代がかかるということを知り、高いと思いこの案は却下しました。



Firewire800もしくはUSB3.0接続の外付けHDDを新調することも考え、良さげな機種もピックアップしてみました。










しかし、ある時iMacの内臓HDDを自分で換えている人のサイトを見つけ、自分もやってみようと決断しました。

そのサイトによると、いくつかの工具と規格にあったHDDを容易するだけでいいとのことだったのでまず道具をそろえることにしました。



まず特殊なネジのため専用のドライバーが必要でした。

T6とT8のトルクスドライバーです。アマゾンで購入しました。






次に、モニターに磁石でくっついているアクリル板をひっぺがすために、よく風呂場や洗面所で利用する吸盤が2つくっついたタオル掛けも買いました。






こういうやつですね。

僕は東急ハンズで買いました。1000円ぐらい出してしまいました。自宅でお持ちのかたはそれを利用されるほうが良いでしょう。磁石で張り付いているだけですので、しっかり吸盤が2つがくっつけば簡単にアクリル板がはずれます。



そして最後に重要なのは、交換するハードディスクですね。

僕が池袋のビックカメラ パソコン館で買ったのは





です。500GBから一気に2TBに換装しました。正直容量が多すぎて、今の所、5分の1すら使っていません(笑)


これらの製品が合うそうです。(自己責任でお願いします)






ちなみに内臓されていたのがこちら。





 ここからが換装手順。

これらのサイトを参考にしました。

http://ascii.jp/elem/000/000/137/137605/index-2.html
http://ishwt.net/blog/2010/03/05/how-to-replace-hdd-imac-early-2008/
http://ishwt.net/blog/tag/hdd/




1 作業手順を確認

パソコンが2台以上所有している人は、換装する以外のパソコンで上記サイトを開きながらやるといいでしょう。

僕の場合、換装時たまたま一台しかパソコンがなくプリンターもなかったので、換装を始める前に上記のサイトへ行きデジカメでページを撮影し、スクロールしまた撮影という手順を行いデジカメの画像と手順を書き写したメモを見ながら行いました。

スマートフォンやiPadとかを使うのもありですね。




2 まず分解を始める前に、作業を行う場所を確保

掃除をし、平らで柔らかいものの上でやるといいでしょう。僕は敷き布団にきれいな白のシーツを引いて行いました(笑)チリやホコリがないようにしましょう。



3 交換するHDDと分解するのに必要な道具を手元に用意

上記Amazonの製品を参考に用意してください。


・吸盤が2つついたタオル掛けのようなものを用意(吸盤フック2つでも可)

100均にあります。これがないとキッチリはまっているモニターのガラス板を外せません。

・T6とT8のトルクスドライバーをそれぞれ1つ

これがないとガラス板を外した後、先に進めません。

・交換するハードディスクドライブ

・掃除機

ガラス板を外し、ネジを外した後、全面のフレームをはがすわけですが、はがしたフレームの内部にホコリが溜まっているのでそれをとりのぞくためです。誤ってネジを吸い込まないように!エアダスターもあると便利です。






・ネジを入れる皿を4つ用意

T8はフレームをとめるネジですが、3種類の長さの種類があります。9ミリ、13ミリ、31ミリの三つです。次に、液晶パネルにつながっている映像信号用コネクターがT6のネジ2つでとまっていますのでそれ用の皿も用意。合計4つ。

ネジはそれぞれ別に保管しとくと間違えて違うネジをはめ込みやり直すというのを防ぎます。4つとも違う皿を使うといいでしょう。



・マジックペン or シール

電源コネクターだけ複数あり、どれがどれだかわからなくなる恐れがあるので、つながってるコネクター同士にそれぞれ違うマークを記します。シールを貼って記す場合ははがれないように!

間違ったかどうかは、組み立てて電源を入れてみないとわからないのでここは確実に!!


・平たい枕 or クッション

ガラス板を外し、液晶パネルを外し横に寝かす時に下に敷きます。必須ではありません。


以上が用意するものです。


ここからが作業手順ですが、これは先ほどのサイトを確認するのがいいでしょう。非常に細かく説明されているので僕が書くより精確だと思います。

改めてリンクを載せておきます。

http://ishwt.net/blog/2009/11/30/replace-imac-hdd/
http://ascii.jp/elem/000/000/137/137605/index-2.html


僕が分解した時の写真はコチラ







ホコリがわんさかあるのが見えますね。(とくに左下)丁寧に取り除きました。

そして無事交換が終わり、OSをインストールし、このマックについてをクリックし、シリアルATAの欄を見てみると、しっかり2TBと表示され無事交換を終了しました。








自己責任でお願いします。がんばってください!







追記


再び分解を行いその作業手順を記事にしました。大量に写真を撮ってありますので是非そちらもご覧下さい。




imac (Early 2008) HDDの換装 その2