2014/04/30

マレーシア宛の国際郵便について (書類不備による税関での保管)









アジアへ仕事で単身赴任している家族、或いは友人へ頻繁に荷物を送る人々もここ10年、20年でだいぶ増えてきたのではないでしょうか?

かなり久しぶりの更新ですが、この間に海外へ荷物を300回位から500回程、仕事と私用を合わせて発送してきました。その間に紛失と未着、返送がそれぞれ一回ずつありました。他にも気付いた事が多々ありますが、それは追々ここのブログで書いていきます。


今回はマレーシアへ18,000円程の工業用の道具を、EMSで送った時に起きた出来事とその対策です。





EMSのラベルは物品用ラベルに記載して、ペナン州宛で発送しました。しかし、私がマレーシアの国際郵便の発送のに関する国別情報を読まずに発送してしまったため、税関で止まってしまいました。

日本郵便の追跡サイトでトラッキングしてみると、"保管"となっており、マレーシア郵便のサイト内の追跡用ページで (POS MALAYSIA)で同様に検索してみると、

"Consignment held by custom for inspection  High - Value goods  PPL BUTTERWORTH"
(荷物を税関で検査のため保管 高額商品 / )

と表示され止まってしまいました。
EMSラベルに相手先の電話番号をしっかり書いておいたので、上記の表示がされて次の日に荷受人(送り先の人)から英語メールがきました。(恐らく電話が税関から直接いったのでしょう。是非、電話番号を記載することを強くお勧めします)

内容は、「インボイスをeメールで送ってくれよ!」とのことでした。

すぐに日本郵便の国別情報内のマレーシアのEMS欄を見てみると、"商品"や"商品見本"、"それ以外"に限らず、EMSに付属の税関告知書CN23二枚とは別にインボイスを送る必要があることを知りました。

いままでインボイスが必要な国へ、EMSラベルのみで数百回送ってきて、無事に届いています。おそらくCN23が二枚あるので一枚がインボイスの役割を果たしているのだろうと考えていたのですが、マレーシアの場合は、別に貼付ける必要がありました。


すぐに日本郵便でダウンロード(https://www.post.japanpost.jp/int/download/invoice.html)をし(エクセルのフォーマットですので、マックを使用の方はそれに合わせた対策が必要です)、エクセルで記入し、Eメールに、xlsファイルを添付して返信しました。



私はマックを普段使っているのですが、windowsのパソコンがあって助かりました。macでもxlsファイルが扱えるソフトがあればいいですが、無い場合はテキストエディタ的なソフトで自作すればいいでしょう。インボイスといっても正式なフォーマットがあるわけではありません。


  • 発送先の名前、住所、電話番号
  • 送り人の名前、住所、電話番号
  • 荷物のラベルの追跡番号(EMSならEGやELではじまるやつです)
  • 送る物の、重量、原産地(商品の場合)、価格、個数

を区切って記入すればいいでしょう。(手書きはダメです。必ずパソコンで作り、PDF等のファイルでeメールに添付して下さい。要は相手が印刷できるファイルであればいいわけです)

国際郵便マイページサービスではeパケットやEMSラベルを作成する際に、選択すれば自動的にインボイスを作成してくれますので、これからはマレーシアや税関トラブルが多そうな国(イタリア等)の時はマイページサービスでEMS或いは、eパケットのラベルを作成しようと思いました。


ちなみに、パソコンでインボイスが作る事ができない場合、郵便局でインボイスのひな形がもらえると思いますので、それを改めて記入し、相手に新たに国際郵便で別送し相手がそれを受け取って、税関へ行き、保管されていた荷物を受け取るという流れかと思いますが、かなり日数を要します。

よくわからない国へ荷物を送る場合は、EMSラベルに加えて、インボイスを三枚 を専用のパウチなりに入れて荷物に貼付けて送れば間違いないでしょう。3枚添付する理由は、税関でインボイスを必要とするケースが最大で3枚だからです。それ以上添付するのは紙がもったいないのでやめましょう。

さきほども書きましたが、税関告知書がインボイスを兼ねる場合がありますので、税関告知書が3枚必要という場合はインボイスを3枚添付すると良いでしょう。記入する内容は同じですからね。(イタリア等)


お役立てください。